ケアマネ試験とは?令和8年度の日程・受験資格・合格率・勉強法まとめ
ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の令和8年度(第29回)試験日・受験資格の「5年900日」・出題形式・2分野それぞれの合格基準・合格率の実例・直前期の勉強法を、都道府県などの公式発表をもとに整理しました。
最終更新:2026年7月28日
1ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)とは
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護を必要とする方の相談に応じ、ケアプラン(居宅サービス計画など)の作成や、市区町村・サービス事業者・医療機関との連絡調整を担う専門職です。その入口となるのが、正式名称「介護支援専門員実務研修受講試験」――いわゆるケアマネ試験です。
名前のとおり、この試験は資格そのものを与える試験ではなく、「実務研修を受講する資格」を判定する試験です。合格後に実務研修(講義・演習・実習)を修了し、都道府県の介護支援専門員資格登録簿に登録されて、はじめて介護支援専門員証が交付されます。試験は都道府県ごとに実施されますが、試験日は全国で同一日で、出題も全国共通です。
2令和8年度(第29回)の試験日程
令和8年度の試験は、2026年(令和8年)10月11日(日曜日)午前10時開始です。試験日は全国共通ですが、申込期間と受験手数料は都道府県ごとに異なります。公式発表で確認できた例は次のとおりです。
| 実施都道府県 | 試験日 | 申込期間 | 受験手数料 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 2026年10月11日(日)10時開始 | 2026年6月1日〜6月30日 | 12,400円(別途振込手数料148円) |
| 福岡県 | 2026年10月11日(日)10時開始 | 2026年6月4日〜7月3日(最終日消印有効) | 9,700円(福岡県領収証紙) |
出典:東京都福祉保健財団「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」/福岡県「介護支援専門員実務研修受講試験」
3受験資格――「通算5年以上かつ900日以上」
ケアマネ試験は誰でも受験できる試験ではなく、次のA・Bいずれか(またはA+Bの合算)で、従事期間が通算5年以上、かつ従事日数が900日以上あることが必要です。
- A:定められた国家資格等に基づく業務に従事した期間(医師・看護師・介護福祉士・社会福祉士・理学療法士など、実施要項の別表に列挙された資格)
- B:定められた相談援助業務に従事した期間(生活相談員・支援相談員・相談支援専門員・主任相談支援員など、実施要項の別表に列挙された職種)
見落としやすい算定ルール
- Aの資格で数える場合、期間は「資格の登録日以降」に限られます(資格取得前に同種の業務をしていた期間は含められません)。
- 従事日数は、勤務時間が短い日も1日として算定します(パート勤務でも1日は1日)。
- 同じ期間に複数の事業所で働いていた場合、重複する期間は合算できません。
出典:東京都福祉保健財団「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」受験資格
対象となる資格・職種の一覧や、受験地の考え方(勤務地か住所地か)は都道府県の実施要項の別表で定められています。ご自身が該当するかどうかは、必ず受験する都道府県の受験案内で確認してください。
4出題形式と合格基準――2分野それぞれで基準を超える必要がある
出題形式
- 出題数:60問(介護支援分野25問/保健医療福祉サービス分野35問)
- 解答方式:五肢複択方式(マークシート)
- 試験時間:120分(点字受験180分、弱視受験156分)
出典:東京都福祉保健財団「令和8年度 東京都介護支援専門員実務研修受講試験」
ケアマネ試験の大きな特徴が「五肢複択」です。5つの選択肢から正しいものを2つまたは3つ選ぶ形式で、部分点はありません。「3つのうち2つは合っていた」という解答は不正解として扱われるため、迷った選択肢を1つ残す解き方では得点になりにくいのがこの試験の難しさです。
合格基準
合格基準は、2つの分野それぞれについて、正答率70%を基準とし、問題の難易度で補正した点数と公表されています。総合点で届いていても、片方の分野が基準に満たなければ不合格です。実際に公表された例(令和7年度・第28回)は次のとおりです。
| 分野 | 出題数 | 第28回の合格基準点 |
|---|---|---|
| 介護支援分野 | 25問 | 18点 |
| 保健医療福祉サービス分野 | 35問 | 25点 |
出典:東京都福祉局「令和7年度(第28回)東京都介護支援専門員実務研修受講試験に係る正答番号及び合格基準の公表について」
基準点は年度ごとの難易度によって補正されるため、毎年同じ点数ではありません。学習の目安としては「両分野とも7割」を置いておくと安全です。
5合格率の目安
令和7年度(第28回・2025年10月12日実施)の試験には、厚生労働省の集計で全国50,618人が受験しました(令和7年10月15日現在で各都道府県から報告を受けた数)。合格率は都道府県ごとに公表されており、公式発表で確認できた例は次のとおりです。
| 実施都道府県 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 4,357人 | 1,284人 | 29.5% |
| 千葉県 | 2,131人 | 592人 | 27.8% |
| 京都府 | 1,150人 | 301人 | 26.2% |
出典:厚生労働省「第28回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数」/東京都福祉局「令和7年度(第28回)合格発表」/千葉県「令和7年度(第28回)試験結果」/京都府「令和7年度(第28回)実施結果」
出題は全国共通ですが、受験者層の違いによって合格率には地域差が出ます。おおむね2割台後半から3割前後で推移しており、受験資格を満たした実務経験者だけが受ける試験としては、決してやさしくない水準です。
6直前期の勉強法
以下は一般的に言われている進め方の一例で、必ずこの方法で合格できると保証するものではありません。お仕事と両立しながらの学習が前提になる方が多い試験ですので、ご自身の生活リズムに合わせて調整してください。
- 介護支援分野を後回しにしない――分野ごとに基準点があるため、得意な保健医療福祉サービス分野で稼いでも介護支援分野が届かなければ不合格です。25問しかない分、1問の重みが大きい分野でもあります。
- 五肢複択に慣れる――正誤を1つずつ判断する練習が必要です。「なんとなく正しそう」で選ぶ癖があると、2つ正解・1つ誤りの選び方で失点が続きます。選択肢ごとに○×の理由を言えるかを基準にすると精度が上がります。
- 制度の数字を横に並べて覚える――要介護認定の有効期間、更新のタイミング、各種期限や人数要件など、似た数字が混ざる論点は、単独で覚えるより一覧で対比したほうが混同しにくくなります。
- 改正論点を優先する――介護保険制度は改正が続いており、改正が反映された論点は出題されやすいと言われています。古い教材のまま学習していないか、一度確認しておくと安心です。
- 直前期は本番と同じ60問120分で通す――五肢複択60問を2時間で解き切る時間感覚は、事前に体験しておくと当日の負担が減ります。分野別の得点も毎回チェックしましょう。
7問題集アプリ「ケアマネトール」
ここまでの内容を踏まえて、スキマ時間にスマホで学習を進めたい方向けに、ケアマネ試験対策アプリ「ケアマネトール」を開発・運営しています。
- オリジナル問題795問(介護支援/保健医療/福祉サービス/事例/予想問題)
- 本試験と同じ五肢複択・完全一致での採点
- 模試は総合点だけでなく2分野それぞれの判定を表示
- 忘却曲線にもとづく復習・分野別の弱点分析
- 対比で覚える・暗記カード・数字スピードドリル・用語辞典
- 買い切り制(¥980・追加課金なし)/無料枠あり
8運営者情報
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